Davids創業者インタビュー|歯みがき粉づくりのきっかけ、成分、パッケージへのこだわり

この記事は、米国のセレクトショップCAP Beautyのブログに掲載された、Davids創業者エリックへのインタビューを日本語で紹介するものです。歯みがき粉づくりのきっかけ、原料へのこだわり、成分についての考え方、そして毎日の歯みがきのアドバイスを語っています。

この記事のポイント

  • Davidsは、成分表示への疑問から生まれ、3年をかけて開発されました(米国での発売は2015年)。
  • 米国産の原料、硫酸塩系発泡剤(SLS)を使わない処方、バーチ(白樺)由来のキシリトールにこだわっています。
  • チューブはリサイクル可能な金属製、紙箱はFSC認証紙を使用しています。

使い心地がよく、体と地球にやさしく、見た目も美しい。そんな歯みがき粉はなかなか見つかりません。Davidsをつくったのはエリック(そう、名前は「Davids」なのに)。体によく、エシカルな消費の考え方にも合う米国製品を選んできた彼は、ある日、自分のオーラルケアだけがその考えに追いついていないことに気づきました。オーラルケアの分野では難しい挑戦でしたが、彼はそれを実現しました。ここでは、彼の歯みがき粉へのこだわりと、口の健康のためにできることを語ってもらいます。まずは、ランチのあとの歯みがきから。オーラルケアはヘルスケアなのです。

Davidsの歯みがき粉をつくろうと思ったきっかけは?

ある晩、歯みがき粉のチューブを眺めていて、成分表示に並ぶ聞きなれない名前が気になり、ネットで調べ始めました。すると、体によいとはいえない、議論のある成分が多いことがすぐにわかり、その瞬間に「もっとよい歯みがき粉をつくろう」というアイデアが生まれました。成分を深く調べるうちに、最高品質の天然由来の歯みがき粉を自分で処方することにすっかり夢中になり、3年間で数千時間を研究開発に費やして、2015年に発売しました。

米国産の原料にこだわった理由は?

処方を開発しているとき、歯みがき粉業界に原料を供給している大手の代理店やメーカーの原料の多くが、コストの安さから海外で生産されていることを知りました。私は以前から、米国の働き手を応援したいという思いと、品質の高さから、できるだけ米国製のものを買うようにしていたので、原料選びにも同じ考え方を取り入れました。最高の米国産原料を組み合わせることで、ほかとは違うプレミアムな製品が生まれたのです。

歯みがき粉は、ナチュラルなものへの切り替えをためらう人が多い分野です。その理由と、「ナチュラルな歯みがき粉は物足りない」と思っている人へのメッセージは?

多くのお客さまから、「より体にやさしいものを探していろいろなナチュラル系の歯みがき粉を試したけれど、それまで使っていた一般的な歯みがき粉と同じくらい満足できるものがなかなか見つからなかった。Davidsに出会うまでは」という声をいただきます。それは、Davidsに使っている高品質な原料のおかげだと思います。一度使った方が、2本目、3本目、そして20本目と使い続けてくださるのは、そのためです。

フッ化物についてはどう考えていますか?

フッ化物は、主に歯のエナメル質をかたくすることを目的とした成分です。私たちの歯には誰でも歯垢がつきますが、歯垢の中の細菌がエナメル質を溶かすことが虫歯の原因になるといわれています。つまり、歯垢をためないことが大切です。

Davidsは、歯垢を除去し、歯石の沈着を防ぐ歯みがき粉です。高品質なミントオイルは息をさわやかにし、とても細かいみがき成分が表面の着色汚れを落として歯本来の白さを引き出すと同時に、歯垢をしっかり落とします。重曹やキシリトールなど、さまざまな成分を組み合わせて、フッ化物を使わない歯みがき粉をつくっています。

硫酸塩(SLS)については?

ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)は、一般的な歯みがき粉によく使われている成分です。シャンプーのボトルを見ると、多くの場合、最初のほうに書かれています。いわば液体せっけんで、歯みがき粉を口の中で泡立たせるために使われています。一般的な歯みがき粉でみがいたときのピリピリ感は、このSLSによるものです。刺激が強く、人によっては口の中が荒れることもあるため、SLSフリーの歯みがき粉を探す人も多くいます。Davidsでは、ココナッツオイル由来の、よりおだやかな洗浄成分を使っています。泡立ちはマイルドで、ピリピリ感もありません。ちなみに、歯みがきのあとにオレンジジュースを飲むと変な味がするのは、硫酸塩とジュースのクエン酸の組み合わせによるもの。Davidsなら、それもありません。

キシリトールとは? なぜ配合しているのですか?

キシリトールは天然の甘味料で、主に2つの理由で配合しています。ひとつは、ミントオイルにほどよい甘さを加えて、多くの人が好む、甘すぎないミント味にするためです。もうひとつは、研究で、キシリトールが唾液の分泌を促すことが報告されているからです。
※成分についての一般的な研究の紹介であり、特定の商品の効能・効果を示すものではありません。

キシリトールには、主にビート(てんさい)などからつくられるものと、より高品質とされる白樺の樹液からつくられるもの(バーチキシリトール)があり、Davidsでは後者を使っています。

パッケージとサステナビリティについて教えてください。

アメリカでは、毎年10億本以上のプラスチックチューブが埋め立て地に運ばれています。私たちはそれを変えたいと思い、代わりになるものを探しました。そしてたどり着いたのが、サステナブルで見た目もおしゃれな、リサイクル可能な金属チューブです。紙箱にはFSC認証紙を使っています。これは、適切に管理された森林からのパルプを使っていることを示す認証です。サステナビリティは、Davidsの理念の大きな柱です。

マウスウォッシュは必要ですか?

マウスウォッシュは、手軽に口の中をさっぱりさせたいときに便利です。ただ、しっかり汚れを落として口臭を防いでくれるよい歯みがき粉を使っていれば、必ずしも必要ではありません。

口の健康のために、ほかにアドバイスはありますか?

多くの人は歯みがきの時間が短すぎます。昔から言われているように、2分間しっかりみがくこと、そして毎食後にみがくことを守りましょう。日本の学校では子どもたちに歯みがきを指導していて、昼食後にみんなで歯をみがく時間がありますよね。アメリカでも、昼食後に歯をみがかない習慣を見直したほうがいいと思います。持ち運びやすいサイズの歯みがき粉をバッグに入れて、毎食後に歯をみがく習慣を始めてみてください。

最後にひとこと

「名前はエリックなのに、なぜDavidsなの?」とよく聞かれます。実は、私のミドルネームがデイビッドなんです。「エリックの歯みがき粉」ではしっくりこなかったので、ミドルネームを使いました。それに、歯みがき粉業界の「ゴリアテ(巨人)」たちに立ち向かう「ダビデ(デイビッド)」という意味もあって、ぴったりだと思っています。

インタビューの原文は、CAP Beautyのブログ(英語)でご覧いただけます。

この記事について

この記事は、米国Davids公式サイトのブログ記事「cap classroom: dental care」(2021年5月12日公開)を、日本の読者向けに翻訳・編集したものです。

記事内で紹介している研究や情報は、成分や習慣についての一般的な内容です。日本で販売しているDavids商品の効能・効果を示すものではありません。日本での商品の効能・効果は、各商品ページの表示をご確認ください。

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